SwitchBotだけじゃもったいない!外出先からお風呂を沸かす時にドアセンサーも組み合わせると便利

家に帰る前にSwitchBotで「ふろ自動」ボタンを押せると便利、という記事はよく見かけるのですが、栓を閉めているかを解決している記事が見当たらなかったので自分で解決してみました。

SwitchBotで「ふろ自動」ボタンを押せるようにした人はたくさんいる

「SwitchBot 風呂」で検索すると、風呂と台所に操作盤があるお宅で、台所側の操作盤にある「ふろ自動」ボタンにSwitchBotを取り付けている例がたくさん見つかります。

自分も台所にこのように設置しました。

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我が家に設置したSwitchBot

これを実現するためには以下の2つが必要です。

実際にボタンを押すためのSwitchBot

屋外からSwitchBotをWi-Fi越しに操作するためのハブ

なお、当初は「運転ボタンもSwitchBotで押せるようにしないといけないのでは?」と思っていたのですが、どうもこの運転ボタンはつけっぱなしにしていても(少し待機電力が増えるぐらいで)何も問題がないらしいので、この機会に運転ボタンはつけっぱなしで運用するようにしました。

栓が閉まっているかどうか不安

ここからがこの記事の本題です。

SwitchBotで外出先からふろ自動ボタンを押せるようになったのは良いのですが、風呂の栓が抜けていたら意味がありません。

一応、風呂の栓が抜けたままお湯をためようとしてもひたすら無駄に流れ出ていくわけではなく、一定時間で給湯器が検知して「お風呂の栓が抜けていませんか?」とアナウンスしてくれます。
とはいえ、本来の目的である「風呂をためる」ことが実現できていないうえにお湯が一定時間無駄に流れるというのはどうにか避けたいものです。

そこで、せめて「風呂の栓がしまっているかを確認してから、ふろ自動ボタンを押す」というフローにしたいと思い、工夫してみました。

風呂の栓ではないけど「開いているか閉まっているか」を検知できるデバイスがある

ドアや窓に設置して、Wi-Fi越しに開閉を通知できるデバイスがあります。

これにはリードスイッチという物が使われており、磁石が近づく/離れることによってスイッチのON/OFFが切り替わり、その際にWi-Fi越しに専用のアプリ・サービスへの通知が飛ぶという仕組みになっています。

浴槽に取り付ける

以下のように設置しました。

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本体を浴槽の外に、磁石をチェーンの途中に取り付けた様子

「風呂の栓を抜いたら浴槽の外にかけておく」というのはもともと自然に行う行動なので、本体を浴槽の外に貼り付けて、磁石をチェーンの途中に上手く取り付ければ...

  • 風呂の栓を抜いたら、本体の横に磁石が来る = ドアセンサーはCloseとして検知
  • 風呂の栓を閉めたら、本体の横から磁石が離れる = ドアセンサーはOpenとして検知

となるわけです。

ただし、もともとこのデバイスは屋内のドアや窓に設置することを前提にしているため、以下のような工夫が必要でした。

本体側の防水加工

本体の裏側やボタン部分は湿気が入ってくるほどの隙間が空いています。その部分はグルーガンで埋めました。 水没させるようなテストはしていませんが、2000円ほどの製品なのでまぁ壊れたら買い直せばいいかなという気持ちです。

磁石側の固定

もともとはドアに固定しやすいように四角い細長いパーツになっているのですが、実際にはその中の小さな棒磁石だけが必要です。 そこでケースをパカッと開けて磁石を取り出して、紫外線で硬化するプラスチックで固定してみました。

例えば、以下のような製品です。

しかし、水に触れて、動くチェーンに接着していたためか、1ヶ月ほどで取れてきてしまいました。
そこで、より適した固定方法として、熱収縮チューブを利用しました。

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熱収縮チューブでチェーンに固定された棒磁石

一度チェーンの根本と栓を外し、熱収縮チューブをチェーンに通し、熱収縮チューブで磁石とチェーンを軽く包んだ状態で軽く火であぶるとしっかりと固定されました。

実際には自分は東急ハンズでロープ固定用の物を購入したのですが、同じ8mmであれば上手くいくはずなので、例えば以下のような製品が使えるはずです。

アプリなどから確認できる

センサーの開閉状態はSmart Lifeというアプリから確認できます。

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Smart Life というアプリ上で開閉状態を確認できる

「Openなら風呂を溜めてよくて、Closeならダメ」という逆の関係になっていてわかりにくいのだけが欠点ですが、IFTTTとも連携できるので「Openだったら"お風呂の栓は閉まってるよ"と通知」のようなAppletを組むことでわかりやすくなると思います。

ここでは省略しますが、自分は開閉時にIFTTTからGoogleスプレッドシートのセルに状態を書き込んで、Appleのショートカットアプリからその値を取得できるようにして「Hey Siri. 風呂の栓は開いてる?」で確認ができるようにしています。

まとめ

ドアセンサーを少し加工して浴槽とチェーンに取り付けることで「風呂の栓がしまっているか」を専用アプリから確認できるようになりました。

これにより、ちゃんと栓が閉まっているかを確認してからSwitchBotにふろ自動ボタンを押させる、ということができるようになりました。

あとは、同じぐらいの値段で風呂の栓を開閉してくれるデバイスが出てきてくれると嬉しいんですけどねぇ。