猫を飼う準備に向けたアドバイス。できるだけ手間をかけずに猫を飼う方法
Webエンジニアである自分としては「手間のかかることをできるだけ自動化・効率化したい」という思いがあります。
それは猫を飼うにあたっても同様です。
そこで、我が家で猫を飼うにあたり、自動化・効率化するためにしてきたことを紹介します。
オススメする物
トイレを自動化する
猫を買っていて一番手間がかかるのがトイレ掃除だと思います。
最低でも毎日1回。きれい好きな猫なら毎日数回。手間がかかりますよね。
そこをまず自動化するためにお金とスペースを使ってもいいという人は全自動猫トイレを購入しましょう。
これにより猫のトイレ掃除が「7〜10日に一度、排泄物がたまった袋を回収する」だけで済むようになります。
さらに、うちではタンクの中身の偏りを一度解消してやることで2週間に1度の回収で済むようになりました。
なお、排泄物がたまった袋はそのまま口をしばって捨てようとすると匂いが漏れ出してしまいますが、上から防臭袋で包んであげると全く匂いが漏れ出ないまま置いておけます。
回収直後に捨てに行けない場合や、ゴミ保管所で匂いを発してほしくない人は、防臭袋も買っておくと良いでしょう。
実際に僕が使っているのはこれです。
大きさに注意
普通の猫用システムトイレに比べて、接地面積も高さもけっこうあります。
買う前に以下のように大きさをシミュレーションしておくと失敗が無くて良いでしょう。
また、トイレから出てきたところに砂が散るので、マットを敷いておくと少し掃除が楽になります。
マットの掃除は、月に1回程度、たまった砂を捨てて、シャワーで水洗いしてあげるぐらいで良いでしょう。
本体と猫砂が高め
本体は6万5千円ほどします。
さらに砂も本体の仕組みに合わせて細かい鉱物系の物が必要で、他の砂に比べると高めです。
ウチでは「セリーム バイオサンド グリーン」と「BOXIECAT ブルー」をその時々で価格や手に入りやすさで選んで購入しています。
とまぁ注意すべき点について書きましたが、我が家では猫を飼うにあたってこれが無くなるのが一番つらいと言えるぐらい、便利で手放せません。
手間をかけずに猫を飼うための一番のオススメ製品です。
エサを自動化する
自動給餌器はけっこう一般化していますよね。
自分はエサと水を同じ場所であげられると便利かなと思い、以下の自動給餌器を買いましたが、水は水で別の大容量の製品(後述)を用意したほうが運用が楽そうでした。
また、どの自動給餌器でも注意すべきこととして「猫が前足を突っ込んでエサを出せてしまう」ような構造かを確認しておいたほうが良いです。
自分の場合はその"違法"な食事を防ぐために3Dプリンターでガードを作って対処しました。
カリカリを前足で違法に取り出すヤツ対策 pic.twitter.com/xhgmFy9slJ
— もやしパン(猫がいます) (@Moyashipan) 2019年12月8日
これから買う人は写真やレビューを参考に、排出口に問題の無い商品を選ぶと良いでしょう。
追記: 現在では排出口ガードとアプリ連携のある、こちらの製品を使っています。
水を自動化する
以下の製品はタンクがそこそこ大きいので、一度水をセットしたら3,4週間ほど何もしなくて良くて便利です。
ただし、置き場所にもよりますが皿の部分に猫の毛などがたまってくるので、2週間ほどで洗ってあげる場合もあります。
Amazonベーシック 自動給水器 ペット用 重力式 Sサイズ
- メディア: その他
もちろん、ファウンテンから流れる水じゃないと飲んでくれない猫の場合は選択できないので注意が必要です。
見守りカメラを設置する
ここまで紹介してきたものを導入するだけで、(実際に試してはいませんが)人間がいなくても1週間ほど猫が不自由なく過ごせる環境が実現できたはずです。
それでも旅行などで長期間部屋を空ける時には不安がつきものです。そのような時には、自分の場合には念のため同僚や知り合いの人に合鍵をあずけて、毎日猫の様子を確認してもらっていました。
それでもやはり自分で猫の様子をある程度確認したいでしょうから、以下のように見守りカメラを設置すると良いです。 moyashipan.hatenablog.com
ホットカーペットを操作しやすくする
必須ではありませんが、猫が冬を暖かく過ごせるようにホットカーペットを用意してあげました。
当初は温度設定のできるホットカーペットを利用していたのですが、その操作が面倒に感じたので次のように変更しました。
以下の2つを組み合わせると、スマートスピーカーに対して「ホットカーペットをつけて/消して」と言うだけで操作が可能になります。
ひとつは「スマートプラグ」そして大事なのが「コンセントのON/OFFだけで制御できるホットカーペット」を選ぶことです。
温度設定のためにボタン操作を行わないと温められないホットカーペットだと、コンセントによる制御ができないからです。
これらにより、例えば自分が布団に入った後で猫が添い寝してきて もうホットカーペットを温めておかなくてよくなった時にも立ち上がったり手を伸ばす必要は無く「アレクサ、ホットカーペット消して」のように言うだけでOFFにできて便利です。
爪とぎは段ボールじゃない物を
当初は段ボール製の爪とぎを設置していたのですが、出てくるカスが目立つので少し工夫しました。
以下の猫ベッドは寝床として気に入っているようだったので…
[asin:B078S1YDQ6:detail]
綿の縄を買ってきて、かぎ編みで丸く編んで...
猫が気にいるのか、猫の爪に耐えられるのかわからないけど編んでる pic.twitter.com/WgsfkIpGpQ
— もやしパン(猫がいます) (@Moyashipan) 2019年6月3日
猫ベッドの上に乗せて...
7時間かけて猫の爪とぎ兼ベッドマットを編んだ。
— もやしパン(猫がいます) (@Moyashipan) 2019年6月3日
12mmの綿ロープ10mでピッタリ pic.twitter.com/qz3ezuPj6a
4点を固定したら良い感じになりました。
以前よりバリバリしなくなった気もしますが、カスも出ず、以前と変わらず寝床として使ってくれています。
マットをタコ糸で固定した pic.twitter.com/2lcM7wZDvA
— もやしパン(猫がいます) (@Moyashipan) 2019年6月4日
また、別の場所に設置している板状の爪とぎも段ボール製だったので麻製の物に替えました。
これで段ボールのカス問題から開放されました。
爪切りはニッパー式の物を
ウチの猫はどうも他の猫よりもビビリな性格で、爪切りもなかなか手間がかかるだろうと覚悟していました。
そこで選んだのが以下の爪切りです。
この爪切りが一般的な人用爪切りともギロチン式爪切りとも違うのは、横から刃を入れられる点です。
たとえば猫が服にしがみついてきて、爪がひっかかり露出している時にすかさず横から刃を入れて爪切りができるのです。便利です。
掃除できるスリッパは快適&楽
マットを設置しているとはいえ、ある程度 猫トイレの砂が床に落ちます。
そこで底面がマイクロファイバーになっていて、履いているだけで床掃除のできるスリッパを購入しました。
レック 激落ち おそうじスリッパ ( Lサイズ ) ネイビー S-815
- メディア: ホーム&キッチン
これにより、裸足で砂を踏む不快感が無くなり、床に散っている砂を猫トイレ前のマットに向かって足で掃けるようにもなりました。
スリッパを洗うこともできるので、シャワーで大きめのゴミを取り除いてから、洗濯機で洗濯乾燥すれば何度も快適に使えます。
逆にウチでは不要だった物
部屋のコーナーで体を擦り付けられるやつ
こんなのを取り付けてみたのですが、ウチの猫はまったく利用しませんでした。
猫が使ってくれるのであれば、部屋のコーナーの劣化が抑えられていいかもしれません。
脱走防止用の柵
人間の「ただいま」のタイミングで猫が逃げ出すことがあると聞いて、こんな物を自作してみたのですが、ウチの猫は大人しくて全く逃げ出す素振りを見せないので外しました。
来客が慣れていなくて柵にひっかかってしまうというトラブルもありました。
とはいえコンセプトは良いと思うので、しっかりとした製品にしてくれるとこがあればなぁと今でも思っています。
猫用シャンプー
完全室内飼いの猫の場合、外で遊んでホコリだらけになることがないのでシャンプーは不要でした。
その他あると良い物
ゴミ箱はフタ付きの物を
男の一人暮らしならゴミ袋は丸見えで良いだろうと思って過ごしていたのですが、猫を飼う場合にはゴミ袋を漁ってしまうことを防ぐ必要があります。
そこで、キッチンに横幅の広いフタ付きゴミ箱を購入しました。
アスベル ゴミ箱 ペダルペール45Lワイド 「R防臭エバン」 6418 ブラウン
- メディア: ホーム&キッチン
前述の全自動トイレのために45Lの袋を購入していたので、ゴミ箱も45Lサイズを選択しました。
猫が上にのってもビクともしないので、ちょっとした高低差で猫が遊べるのも良いです。
消臭スプレー
全自動トイレの仕組み(下のタンクに排泄物がたまる)によって、ほぼ排泄物の匂いはしないのですが、それでもたまに匂いが漏れ出す場合があります。
また、猫が粗相をした場合などに消臭スプレーは必須です。
以下の製品はそういった場合に匂いをかなり消してくれるので助かっています。
キャットニップスプレー
無いと困るというわけではないのですが、家に来たばかりの頃に「これはお前のための物だぞ」という せめてもの意思表示のためにキャットニップスプレーを利用しました。
トイレ、寝床、おもちゃといった 好きになってほしい物・場所にスプレーしておくと良いのではないでしょうか。
さいごに
以上が、僕が猫を飼うにあたり自動化・効率化するためにしてきたことです。
この記事が「猫を飼いたいと思っているが、手間が心配」な人達の助けになれば幸いです。