M5StickCで「布団から手を出さずに読書アプリのページをめくるやつ」を作る

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アプリで本を読んでいる時に、指で画面をタップせずにページをめくりたい!
それをM5StickCだけで実現してみました。

制作動機

ウチでは猫を飼っています。布団に入って横になりながらiPadで本を読みたいのですが、飼い猫が僕の左ワキで寝たがるので姿勢が限られてしまいます。
そのため「横になった状態でiPadを持ってページをめくる」という動作が難しくて困っていました。

iPadを持つことに関しては枕元の周辺に立て掛けたり固定したりすれば解消するのですが、ページめくりに関しては画面に手を伸ばさないといけません。
左腕が猫に封じられており、右手を伸ばす姿勢はつらい。さらに冬はできるだけ布団から手を出したくない。

そんな風に、猫を愛でながらiPadでの快適な読書を実現できないものかと考えていました。

M5StickCをBluetooth接続のキーボードにしよう

いくつかの案が思いつきましたが、

  • 無線で使えてゴチャゴチャしない
  • ジャマにならないサイズ
  • 手元が見えなくても操作しやすい
  • 動作をカスタマイズできる
  • 費用が安い

といったことを重視して「M5StickCをBluetooth接続のキーボードにする」方法を選択しました。

この選択に至るまでの経緯が知りたい方は以下の記事をご覧ください。

moyashipan.hatenablog.com

アプリごとのキーの仕様について

さて、iPad(やiPhone)に市販のキーボードを接続して試してみるとわかるのですが、

  • AmazonKindleアプリは「上下キー」「左右キー」
  • Appleのブックアプリは「PageUp, PageDownキー」「左右キー」

でページをめくれます。

Kindleは下キーを押せば次のページに行くということです。
しかし左右キーを押した場合には、本の開き方向によって次ページへ行くか前ページへ戻るかが違います。
さらにAppleのブックアプリは上下キーでは反応しません。

そのようなアプリの事情とM5StickCの少ないボタン事情を考慮して、以下のように複数のモードと長押しによる挙動の切り替えを実装してみました。

フルキーボードアクセスがONだとダメなアプリもある

(2021/10/12 追記)
「同じようにキーボードを繋いでもKindleで動作しない」という報告があったのですが、「アクセシビリティ」の「フルキーボードアクセス」という設定をOFFにすると良いそうです。

モード

  • KindleMode: 下キー, 上キー
  • AppleBookMode: 右キー, 左キー
  • MangaMode: 左キー, 右キー

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起動時とモード切り替え時に、現在のモードが液晶パネルに表示されます。
(電力を節約するために、正面ボタンを押すと消えるようにしてあります)

操作方法

  • 正面ボタンを短く押す: 次へ
  • 正面ボタンを長く押す: 前へ
  • 右側面ボタンを短く押す: 次のモードへ切り替え
  • 右側面ボタンを長く押す: KindleModeへリセット

ソースコード

コードはgistに公開しました。

gist.github.com

利用しているアプリによっては違うキーを割り当てたい場合もあると思います。 その場合は KeyConfig configs[] の部分を書き換えて使ってください。

また、利用しているライブラリについては以下の記事が参考になりました。合わせてご覧ください。 neocat.hatenablog.com

使ってみた結果と考察

今回の仕組みは、充電されたM5StickCで80分ほど動作しました。
寝る前の読書のためなのでそれぐらいもてば十分かなと思って使っています。

もっと長持ちさせたい・便利にしたいという場合には

  • 公式が販売しているバッテリーベースを追加する ja.aliexpress.com
  • バッテリー残量が減ってきたら ⌘+H を押させて、iPadのホームに戻る動作で気付けるようにする
  • M5Stickに振動モーターをつないで、バッテリー残量が減ってきたら振動で気付けるようにする

といった工夫ができるかもしれません。

最後に

今回はカスタマイズ可能なページめくり用デバイスとしてM5StickCを活用してみました。
もし似たようなニーズを抱えている方は、この機会にM5StickCをいじってみてはいかがでしょうか。

浴室の壁に磁石でくっつく洗面器を自作する

「洗面器を風呂場にどう置いておくか」を色々と考えた結果、使い慣れた洗面器の底面に磁石をうまいこと貼り付けると壁に収納できて便利だというのがわかったのでまとめておきます。

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そもそも洗面器の微妙な点

洗面器は普通に置くと結構面積があるので場所をとります。
しかも口が上に向いていると水切れが悪いという問題点もあります。

吸盤とフックの洗面器ホルダー

自分はずっと吸盤とフックでできた洗面器ホルダーを使ってきました。

しかし、以下のような点が微妙なのでどうにかしたいと思っていました。

  • 吸盤がヘタってしまうと、一定時間でフックごと落ちるようになってしまう。そうすると風呂場の方から「ガタコーン!」と音がして驚く。
  • 決まった角度でフックに差し込まなくてはいけないのが少し手間。
  • たまに差し込み方が悪いと、フックが吸盤から外れてしまう。

浴室の壁に磁石がくっつく事を活かしたい

すべての浴室がそうではないのですが、大抵の浴室の壁には磁石がくっつきます。
うちの浴室の壁にも磁石がくっつくことを確認できたので、これを活かそうと思いました。

フックをマグネットで付けるタイプ

フックを吸盤ではなく磁石で付ける製品が見つかりました。

しかし専用の洗面器とセットになっていたり、風呂椅子まで付いてきて微妙です。
さらにレビューを見ると、どうやら結局磁石が外れた時のために吸盤が付いているらしく、それがあっても落ちてきてしまうこともあるようです。

それを見ていて、もうフックそのものが不要なのではと思い始めました。

洗面器に直接磁石が付いているタイプ

すでに以下のような洗面器が販売されていました。

ただし「洗面器 マグネット」などで検索してもこの製品以外で直接磁石が付いた洗面器は見つけられませんでした。
需要がニッチすぎるとか、洗面器は風呂椅子の上に置いておいたり立て掛けておくので十分という人が多いのかもしれません。

しかしこの製品、レビューを見てみると「小ささ」に言及されているのが目立ちます。
自分も実際に東急ハンズに行って実物を見てきました。

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たしかに小さい。

この製品は容量が2.0L。
自分が現在使っている物は3.3Lなので、3分の2以下になってしまいます。
今の洗面器としての使い勝手はそのままに、収納方法だけを改善したかったので、この製品は選びませんでした。

手頃な磁石を貼り付けてみる

以前ハワイで買ったマグネットが特に使い道も無く眠っていたので、それを試しに洗面器の裏側に貼り付けてみました。

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壁に固定できるかが確認できればいいので、マスキングテープで仮止めしただけです。

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以下の通り洗面器が上手く壁にくっつきました。
マグネットシートによる摩擦が上手く作用しているようです。

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マグネットシートだけでいいのでは?

これだけの面積のマグネットシートがあればくっつくというのがわかったので、次に無駄な要素を省いてちゃんと接着しようと思いました。
そのために、マグネットシートだけを剥がして、絵柄が印刷された紙とフィルムを捨てました。

そうして得られたマグネットシートだけを同じようにマスキングテープで洗面器に仮止めしたところ、今度はくっつかなくなってしまいました。

もともと洗面器の底面は、周囲がリング上に盛り上がっていて、中央がヘコんでいます。
そのため、マグネットシートだけをヘコんだ面に貼り付けると、壁との距離が離れすぎてしまい上手くくっつかないのでした。

微妙な厚さが重要だったんですね。

小型化と厚さ調整のためにネオジム磁石を追加する

厚さを追加するためにシート状のゴムなどを買って来ることも検討しましたが、家に転がっていたネオジム磁石を使えば、2mm程度の厚さが得られる上に磁力の強化もできるだろうということで、以下のように組み合わせて… f:id:moyashipan:20200309031601p:plain

以下のようにマグネットシートが外側に来るようにしてマスキングテープで貼り付けたところ、「適度な厚さ」「マグネットシートによる摩擦」「ネオジム磁石の強い磁力」によって、問題解決と同時に小型化もできました。 f:id:moyashipan:20200309032244p:plain

3Dプリンターで土台を作る

ネオジム磁石とマグネットシートの組み合わせで上手くいくことはわかったのですが、それだけだと

  • ネオジム磁石をそのまま貼り付けてしまうと、ネオジム磁石が錆びてしまう
  • マグネットシートの方が面積が広いのでペロペロとめくれてしまう

といった問題があるため、Fusion 3603Dプリンターで以下のような土台となるパーツを作ってみました。

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2つの穴はネオジム磁石がちょうど入る大きさです。

また、マグネットシートがちょうど真ん中に固定できるように、かつマグネットシートが表面に露出できるように、マグネットシートの厚さよりも低いフチが周囲に作ってあります。

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それらを以下の接着剤でパーツに貼り付けました。

パーツ自体はPLAという樹脂なのであまり接着剤にこだわる必要は無いのですが、

といったことを重視して今回この接着剤を選びました。

また、洗面器の底面の中央は微妙に出っ張っているので、その部分だけパーツ側も凹ませてあります。

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こうして、以下のように固定しました。

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できあがり

わかりやすいように、金属製のものさしにくっつけてみました。しっかりくっついています。

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試してみたら、天井にもくっつきました。 f:id:moyashipan:20200309040011p:plain

さいごに

洗面器の底面に磁石を付けて壁にくっつけておくようになってから1ヶ月ほど経ちましたが、剥がれる様子もありませんし、洗面器を使うにあたっても困ることは見つかっていません。

今回は一部3Dプリンターを活用したのでそのままだと試せる人は限られてしまうかもしれませんが、洗面器の底面の作りだったり、マグネットシートの選び方によってはもっと単純な工作で同様のことができるかもしれません。

ぜひ試してみて快適な壁洗面器ライフをお過ごしください。

まぁ時が経てば、強い磁石付きの大きい洗面器が販売されてるかもしれませんけど!

猫がホットカーペットに乗っている間だけ電源ONにする装置を作った

冬は飼っている猫のために温かいホットカーペットを提供してあげたいですよね。
ただし猫がホットカーペットの上に乗っていないのに電源がつきっぱなしになっていると無駄です。
そこで、距離センサーなどを使って、猫がホットカーペットの上に乗っている間だけ電源ONになる仕組みを実現してみました。

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装置が実際に活躍している様子

スマートプラグを用意する

まずはスマホアプリやスマートスピーカーからコンセントのON/OFFをコントロールできようにする「スマートプラグ」を用意します。

たいていの市販のホットカーペットには、赤外線リモコンだったり便利なAPIというものは用意されていません。
そこでこのスマートプラグを使って、コンセント側でON/OFFを制御してやります。

コンセントの操作だけでON/OFFできるホットカーペットを選ぶ

スマートプラグがあればどんなホットカーペットでも良いかというとそうではありません。
特にデジタル表示の温度調整機能を持つホットカーペットは「コンセントからの電源供給がされている状態で、さらにボタンの操作を行わないと温かくならない」ものが多いです。

そこで、以下の製品を選びました。

この製品は以下のようにスイッチを入れっぱなしにしておけるので、電源の操作をコンセント側に任せられます。
コンセント側をONにしても人間がボタン操作を行わないといけない製品とはそこが違います。

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スイッチを入れっぱなしにしておける

スイッチでON/OFFが制御できるホットカーペットは他にも見つかるので、大きな犬用の仕組みを実現したい場合には以下のような製品を選ぶと良いでしょう。

[山善] ミニマット(幅40長さ80) ホットカーペット YMM-K805 [メーカー保証1年]

距離センサーで猫がいる範囲を求める

「スマートプラグ」と「スイッチをONのままにしておけるホットカーペット」によって、スマホアプリやスマートスピーカーからホットカーペットのON/OFFをコントロールできるようになりました。

次に、猫がホットカーペットの上に乗っているかを検知する仕組みを作ります。
用意するのは以下のような物です。

測距センサーは超音波式の物もあるのですが、猫は可聴域が人間よりも広いので、もし終始 音が聞こえていたら嫌かなと思い、赤外線センサーを選びました。

以下のページを参考に、回路を組んでください。 n.mtng.org

全体は以下のような形になりました。 f:id:moyashipan:20200214023205p:plain

小さく切ったコマンドタブをブレッドボードの下に貼り付けて、センサーがホットカーペットの中央を向くように固定しています。

IFTTTで連携させる

ボードからのPOSTリクエストと、スマートプラグの操作をつなぐために、IFTTT(イフト)を利用します。 IFTTTのWebhook(Maker Channel)を利用する方法は以下を参照してください。 moyashipan.hatenablog.com

コードはこの記事の最後に掲載しています。

  • コード中にある通り、センサーのVoは34番のピンにつないでください
  • SSIDやパスワードは自身の環境に合わせて書き換えてください
  • IFTTTのWebhookのURLは自身が取得したkeyに書き換えてください
  • 猫の検知範囲は実際の環境で測ってみて調整してください

コードをArduinoIDEで書き込んで、検知範囲に障害物があったらON・障害物が無くなったらOFFという動作が確認できたら、
IFTTT上で以下のように「Webhookでcat_bed_onというイベントを受け取ったら、ホットカーペット用のスマートプラグをONにする」というAppletを組んで、完成です。 f:id:moyashipan:20200214025316p:plain

今回の装置はハンダ付けをしなくても作れるので、興味を持った方はぜひ作ってみて、快適なホットカーペットライフを飼い猫に提供してあげてください。
猫もなかなか利口で「ホットカーペットに乗ってすぐは常温だけど、乗ってる間に温かくなる」というのをすぐ学習してくれるはずです。

距離センサーでホットカーペット上に猫がいるのを検知してIFTTTにトリガーするやつ

「布団から手を出さずに読書アプリのページをめくるやつ」を作るまでの流れ

ある日「アプリで本を読んでいる時に、指で画面をタップせずにページをめくりたい」と思い、それっぽい物を作ってみました。

最終的には、このM5StickCだけで済んだのですが、

本記事では、それを作るに至るまでの調査や試行錯誤の流れを紹介します。
そんな製品・やり方もあるんだなぁという知見をお伝えできれば幸いです。
(作り方は別記事で紹介する予定なので、そちらをお待ちください。)

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かなえたいこと

  • 無線: ゴチャゴチャしないように無線だと嬉しい
  • サイズ: ジャマにならないサイズだと嬉しい
  • ブラインド操作: 手元を見なくても操作できるようにしたい
  • カスタマイズ性: アプリごとにキーが違うなどに対応したい
  • 値段: できるだけ安く

ゲームコントローラ

Windowsでは JoyToKey などでゲームコントローラーからの入力をキー入力に変換するソフトウェアがありますよね。
そのノリで「もしかしてコントローラーがそのままアプリで使えるのでは」と思い、日頃使っているPS4DUALSHOCK 4をiPadに接続してみたのですが、残念ながら読書アプリのページめくりには対応していませんでした。

Bluetooth接続のキーボード

「読書アプリはキー入力でページめくりができる」というのに気づいたきっかけがBluetooth接続のキーボードでした。

無線で使えるし、物によっては3000円ぐらいで手頃なのはいいのですが、サイズ・ブラインド操作・カスタマイズ性の面で見送りました。
具体的には上下左右キーなどで操作できるのがわかったのですが、布団の中でそれらのキーを狙って押すのもなかなか大変ですし、そもそも布団の中にキーボードがあるのはちょっと困ります。
とはいえ、ページめくり以外のこと(日常のタイピング操作)にも使いたい場合には良い選択肢だと思います。

Bluetooth接続のテンキー

次に、サイズとブラインド操作を考慮して、フルサイズのキーボードではなくテンキーを検討してみました。
電気屋の店員さんに相談して、以下の製品の実機をiPhoneに接続して試させてもらいました。

すると、iOSでは数字キーとしては正しく使えるものの、NumLockをOFFにした際の上下左右キーは機能しませんでした。(Androidならうまく使える可能性はあります)
よって、これも見送りました。

Bluetooth接続のフットペダル

"Bluetooth ページめくり"などで検索していたら以下の製品が見つかりました。

こんな製品があるんですね。 頑丈そうなボディ、暗くてもわかりやすいLED、省電力化などを考えなくていい、といった点で選ぶのであればこれが良さそうです。
しかしズボラな読書体験のために8000円以上出すのはちょっと気が引けたのでこれも見送りました。

とはいえ「Page Up / Down」「矢印キー上下」「矢印キー左右」という3つのモードを切り替えられるというのが、その後の制作の良いヒントになりました。

iOSのヘッドトラッキング

iOSの「設定 > アクセシビリティ > スイッチコントロール」には「ヘッドトラッキング」という機能があります。
これを利用することで、iPhone, iPadのカメラに対して右へ顔を向けたら右へスワイプ、左へ向けたら左へスワイプ、といったことができるようになります。
ただこれはiPadと自分とのポジションがある程度固定されてしまいます。
自分の場合は、より自由な状態で読書を行いたかったのでこの方法も見送りました。

iOSの音声コントロール

iOSの「設定 > アクセシビリティ」には「音声コントロール」という機能もあります。
自分の場合はこの設定をONにしようとしてもなぜか「必要なファイルをダウンロードできませんでした。音声コントロールをオンにしてやり直してください。」と表示されてしまって困っていたのですが、日を変えて試したらONにできました。

試している様子は以下の動画から見れます。 https://twitter.com/Moyashipan/status/1218439387907641344

「Swipe right」「Swipe left」で左右それぞれにスワイプできたり「Go to home」「Open "Kindle"」などの操作ができて便利です。
ただし自分の場合は「Swipe left」の「left」がうまく聞き取ってもらえず、何度も言い直す必要があって困りました。

そこで「新規コマンドを作成」から「"Next page"と発話したら画面右をタップ」「"Previous page"と発話したら画面左をタップ」というコマンドを追加しました。
これであればうまく聞き取ってもらえるので、なかなか便利になりました。

いくつかのキーを組み合わせられるキーボード

音声コントロールが良いのは、iPad以外のデバイスがいらないという点でしょう。
ですが、1ページめくるために毎回声を出すというのは地味に面倒です。
そこで前述の「Bluetooth接続のキーボード」から「Bluetooth接続のフットペダル」までの発想に立ち返り「結局、上下なり左右のキーだけが押せるデバイス」を探してみました。

するとこんなのを見つけました。
自分の好きなキーを好きな配置にカスタマイズできるキーボードです。
www.kickstarter.com

残念ながら製作の折り合いがつかずプロジェクトはキャンセルになったようですが、こういうのを自分で作れると楽しそう&ドンピシャな物を得られて良さそうですね。

M5StickC

ESP32というマイコンBluetooth Low Energyが利用できます。 そしてM5StickCにはそのESP32が積まれており、2つのボタンと小さな液晶パネルもついています。
これらの特徴を活かせば、複数のアプリにも対応できるワンボタンのキーボードが作れそうです。

バッテリーがどれだけ持続するかなどは不安材料としてありましたが、2000円ほどで買えてコーディング以外の作業がいらないという手軽さから、M5StickCを使って作ることにしました。

いくつかの製品を組み合わせた自作キーボード

もしかしたらもっと良いアイディアがあるかもしれないと重い、これまでの流れを会社の同僚に説明したところ、以下の製品を紹介してくれました。

無接点充電ができてカスタマイズ可能なBluetooth接続のキーボード。かっこいいですね。
バッテリーや充電について改善したい気持ちが出てきたらこういった制作にチャレンジしてみても良さそうです。

ワンボタンキーボード

他にもこのような製品を紹介されました。
まさにひとつのキーです。
www.one-button-key.com

ミニマルなコンセプト。実際に販売している。そういった、みんなに広まる電子工作っていいですね。
方法としては選択しませんでしたが、これらを見たことで、今は赤ちゃんレベルの電子工作しかできないけど今後はこういうのやりたいなーと、目標のような物を持てた気がします。

まとめ

いろいろな案を紹介しましたが、今回の自分のニーズにはM5StickCが最も合ってそうだったのでそちらを選択しました。
とはいえ「布団から手を出さずに読書アプリのページをめくる」というのを実現するためにも、いろいろな案が浮かんで来るし、それを叶えられそうないろんな製品が見つかるというのが伝わったでしょうか。

もし今回僕が叶えたかったことと完全には一致しなくても、ここで紹介した内容のどれかがみなさんのヒントになれば幸いです。

猫を飼う準備に向けたアドバイス。できるだけ手間をかけずに猫を飼う方法

Webエンジニアである自分としては「手間のかかることをできるだけ自動化・効率化したい」という思いがあります。
それは猫を飼うにあたっても同様です。
そこで、我が家で猫を飼うにあたり、自動化・効率化するためにしてきたことを紹介します。

オススメする物

トイレを自動化する

猫を買っていて一番手間がかかるのがトイレ掃除だと思います。
最低でも毎日1回。きれい好きな猫なら毎日数回。手間がかかりますよね。

そこをまず自動化するためにお金とスペースを使ってもいいという人は全自動猫トイレを購入しましょう。

これにより猫のトイレ掃除が「7〜10日に一度、排泄物がたまった袋を回収する」だけで済むようになります。
さらに、うちではタンクの中身の偏りを一度解消してやることで2週間に1度の回収で済むようになりました。

なお、排泄物がたまった袋はそのまま口をしばって捨てようとすると匂いが漏れ出してしまいますが、上から防臭袋で包んであげると全く匂いが漏れ出ないまま置いておけます。
回収直後に捨てに行けない場合や、ゴミ保管所で匂いを発してほしくない人は、防臭袋も買っておくと良いでしょう。

実際に僕が使っているのはこれです。

大きさに注意

普通の猫用システムトイレに比べて、接地面積も高さもけっこうあります。
買う前に以下のように大きさをシミュレーションしておくと失敗が無くて良いでしょう。

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設置予定場所に"バミリ"を行って面積を把握しておく

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設置予定場所に"うずくまった成人男性"を配置して体積を把握しておく

また、トイレから出てきたところに砂が散るので、マットを敷いておくと少し掃除が楽になります。
マットの掃除は、月に1回程度、たまった砂を捨てて、シャワーで水洗いしてあげるぐらいで良いでしょう。

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砂を受け止めるマットも忘れずに

本体と猫砂が高め

本体は6万5千円ほどします。

さらに砂も本体の仕組みに合わせて細かい鉱物系の物が必要で、他の砂に比べると高めです。

ウチでは「セリーム バイオサンド グリーン」と「BOXIECAT ブルー」をその時々で価格や手に入りやすさで選んで購入しています。

とまぁ注意すべき点について書きましたが、我が家では猫を飼うにあたってこれが無くなるのが一番つらいと言えるぐらい、便利で手放せません。
手間をかけずに猫を飼うための一番のオススメ製品です。

エサを自動化する

自動給餌器はけっこう一般化していますよね。
自分はエサと水を同じ場所であげられると便利かなと思い、以下の自動給餌器を買いましたが、水は水で別の大容量の製品(後述)を用意したほうが運用が楽そうでした。

また、どの自動給餌器でも注意すべきこととして「猫が前足を突っ込んでエサを出せてしまう」ような構造かを確認しておいたほうが良いです。
自分の場合はその"違法"な食事を防ぐために3Dプリンターでガードを作って対処しました。

これから買う人は写真やレビューを参考に、排出口に問題の無い商品を選ぶと良いでしょう。

追記: 現在では排出口ガードとアプリ連携のある、こちらの製品を使っています。

水を自動化する

以下の製品はタンクがそこそこ大きいので、一度水をセットしたら3,4週間ほど何もしなくて良くて便利です。
ただし、置き場所にもよりますが皿の部分に猫の毛などがたまってくるので、2週間ほどで洗ってあげる場合もあります。

もちろん、ファウンテンから流れる水じゃないと飲んでくれない猫の場合は選択できないので注意が必要です。

見守りカメラを設置する

ここまで紹介してきたものを導入するだけで、(実際に試してはいませんが)人間がいなくても1週間ほど猫が不自由なく過ごせる環境が実現できたはずです。
それでも旅行などで長期間部屋を空ける時には不安がつきものです。そのような時には、自分の場合には念のため同僚や知り合いの人に合鍵をあずけて、毎日猫の様子を確認してもらっていました。

それでもやはり自分で猫の様子をある程度確認したいでしょうから、以下のように見守りカメラを設置すると良いです。 moyashipan.hatenablog.com

ホットカーペットを操作しやすくする

必須ではありませんが、猫が冬を暖かく過ごせるようにホットカーペットを用意してあげました。
当初は温度設定のできるホットカーペットを利用していたのですが、その操作が面倒に感じたので次のように変更しました。

以下の2つを組み合わせると、スマートスピーカーに対して「ホットカーペットをつけて/消して」と言うだけで操作が可能になります。

ひとつは「スマートプラグ」そして大事なのが「コンセントのON/OFFだけで制御できるホットカーペット」を選ぶことです。
温度設定のためにボタン操作を行わないと温められないホットカーペットだと、コンセントによる制御ができないからです。

これらにより、例えば自分が布団に入った後で猫が添い寝してきて もうホットカーペットを温めておかなくてよくなった時にも立ち上がったり手を伸ばす必要は無く「アレクサ、ホットカーペット消して」のように言うだけでOFFにできて便利です。

爪とぎは段ボールじゃない物を

当初は段ボール製の爪とぎを設置していたのですが、出てくるカスが目立つので少し工夫しました。

以下の猫ベッドは寝床として気に入っているようだったので…
[asin:B078S1YDQ6:detail]

綿の縄を買ってきて、かぎ編みで丸く編んで...

猫ベッドの上に乗せて...

4点を固定したら良い感じになりました。
以前よりバリバリしなくなった気もしますが、カスも出ず、以前と変わらず寝床として使ってくれています。

また、別の場所に設置している板状の爪とぎも段ボール製だったので麻製の物に替えました。

これで段ボールのカス問題から開放されました。

爪切りはニッパー式の物を

ウチの猫はどうも他の猫よりもビビリな性格で、爪切りもなかなか手間がかかるだろうと覚悟していました。
そこで選んだのが以下の爪切りです。

この爪切りが一般的な人用爪切りともギロチン式爪切りとも違うのは、横から刃を入れられる点です。
たとえば猫が服にしがみついてきて、爪がひっかかり露出している時にすかさず横から刃を入れて爪切りができるのです。便利です。

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爪が露出していて切りやすいチャンス

掃除できるスリッパは快適&楽

マットを設置しているとはいえ、ある程度 猫トイレの砂が床に落ちます。
そこで底面がマイクロファイバーになっていて、履いているだけで床掃除のできるスリッパを購入しました。

これにより、裸足で砂を踏む不快感が無くなり、床に散っている砂を猫トイレ前のマットに向かって足で掃けるようにもなりました。
スリッパを洗うこともできるので、シャワーで大きめのゴミを取り除いてから、洗濯機で洗濯乾燥すれば何度も快適に使えます。

逆にウチでは不要だった物

部屋のコーナーで体を擦り付けられるやつ

こんなのを取り付けてみたのですが、ウチの猫はまったく利用しませんでした。
猫が使ってくれるのであれば、部屋のコーナーの劣化が抑えられていいかもしれません。

脱走防止用の柵

人間の「ただいま」のタイミングで猫が逃げ出すことがあると聞いて、こんな物を自作してみたのですが、ウチの猫は大人しくて全く逃げ出す素振りを見せないので外しました。

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玄関のドアに取り付けた自作の柵

来客が慣れていなくて柵にひっかかってしまうというトラブルもありました。
とはいえコンセプトは良いと思うので、しっかりとした製品にしてくれるとこがあればなぁと今でも思っています。

猫用シャンプー

完全室内飼いの猫の場合、外で遊んでホコリだらけになることがないのでシャンプーは不要でした。

その他あると良い物

ゴミ箱はフタ付きの物を

男の一人暮らしならゴミ袋は丸見えで良いだろうと思って過ごしていたのですが、猫を飼う場合にはゴミ袋を漁ってしまうことを防ぐ必要があります。
そこで、キッチンに横幅の広いフタ付きゴミ箱を購入しました。

前述の全自動トイレのために45Lの袋を購入していたので、ゴミ箱も45Lサイズを選択しました。
猫が上にのってもビクともしないので、ちょっとした高低差で猫が遊べるのも良いです。

消臭スプレー

全自動トイレの仕組み(下のタンクに排泄物がたまる)によって、ほぼ排泄物の匂いはしないのですが、それでもたまに匂いが漏れ出す場合があります。
また、猫が粗相をした場合などに消臭スプレーは必須です。
以下の製品はそういった場合に匂いをかなり消してくれるので助かっています。

キャットニップスプレー

無いと困るというわけではないのですが、家に来たばかりの頃に「これはお前のための物だぞ」という せめてもの意思表示のためにキャットニップスプレーを利用しました。
トイレ、寝床、おもちゃといった 好きになってほしい物・場所にスプレーしておくと良いのではないでしょうか。

さいごに

以上が、僕が猫を飼うにあたり自動化・効率化するためにしてきたことです。
この記事が「猫を飼いたいと思っているが、手間が心配」な人達の助けになれば幸いです。

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猫はいいぞ

SwitchBotだけじゃもったいない!外出先からお風呂を沸かす時にドアセンサーも組み合わせると便利

家に帰る前にSwitchBotで「ふろ自動」ボタンを押せると便利、という記事はよく見かけるのですが、栓を閉めているかを解決している記事が見当たらなかったので自分で解決してみました。

SwitchBotで「ふろ自動」ボタンを押せるようにした人はたくさんいる

「SwitchBot 風呂」で検索すると、風呂と台所に操作盤があるお宅で、台所側の操作盤にある「ふろ自動」ボタンにSwitchBotを取り付けている例がたくさん見つかります。

自分も台所にこのように設置しました。

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我が家に設置したSwitchBot

これを実現するためには以下の2つが必要です。

実際にボタンを押すためのSwitchBot

屋外からSwitchBotをWi-Fi越しに操作するためのハブ

なお、当初は「運転ボタンもSwitchBotで押せるようにしないといけないのでは?」と思っていたのですが、どうもこの運転ボタンはつけっぱなしにしていても(少し待機電力が増えるぐらいで)何も問題がないらしいので、この機会に運転ボタンはつけっぱなしで運用するようにしました。

栓が閉まっているかどうか不安

ここからがこの記事の本題です。

SwitchBotで外出先からふろ自動ボタンを押せるようになったのは良いのですが、風呂の栓が抜けていたら意味がありません。

一応、風呂の栓が抜けたままお湯をためようとしてもひたすら無駄に流れ出ていくわけではなく、一定時間で給湯器が検知して「お風呂の栓が抜けていませんか?」とアナウンスしてくれます。
とはいえ、本来の目的である「風呂をためる」ことが実現できていないうえにお湯が一定時間無駄に流れるというのはどうにか避けたいものです。

そこで、せめて「風呂の栓がしまっているかを確認してから、ふろ自動ボタンを押す」というフローにしたいと思い、工夫してみました。

風呂の栓ではないけど「開いているか閉まっているか」を検知できるデバイスがある

ドアや窓に設置して、Wi-Fi越しに開閉を通知できるデバイスがあります。

これにはリードスイッチという物が使われており、磁石が近づく/離れることによってスイッチのON/OFFが切り替わり、その際にWi-Fi越しに専用のアプリ・サービスへの通知が飛ぶという仕組みになっています。

浴槽に取り付ける

以下のように設置しました。

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本体を浴槽の外に、磁石をチェーンの途中に取り付けた様子

「風呂の栓を抜いたら浴槽の外にかけておく」というのはもともと自然に行う行動なので、本体を浴槽の外に貼り付けて、磁石をチェーンの途中に上手く取り付ければ...

  • 風呂の栓を抜いたら、本体の横に磁石が来る = ドアセンサーはCloseとして検知
  • 風呂の栓を閉めたら、本体の横から磁石が離れる = ドアセンサーはOpenとして検知

となるわけです。

ただし、もともとこのデバイスは屋内のドアや窓に設置することを前提にしているため、以下のような工夫が必要でした。

本体側の防水加工

本体の裏側やボタン部分は湿気が入ってくるほどの隙間が空いています。その部分はグルーガンで埋めました。 水没させるようなテストはしていませんが、2000円ほどの製品なのでまぁ壊れたら買い直せばいいかなという気持ちです。

磁石側の固定

もともとはドアに固定しやすいように四角い細長いパーツになっているのですが、実際にはその中の小さな棒磁石だけが必要です。 そこでケースをパカッと開けて磁石を取り出して、紫外線で硬化するプラスチックで固定してみました。

例えば、以下のような製品です。

しかし、水に触れて、動くチェーンに接着していたためか、1ヶ月ほどで取れてきてしまいました。
そこで、より適した固定方法として、熱収縮チューブを利用しました。

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熱収縮チューブでチェーンに固定された棒磁石

一度チェーンの根本と栓を外し、熱収縮チューブをチェーンに通し、熱収縮チューブで磁石とチェーンを軽く包んだ状態で軽く火であぶるとしっかりと固定されました。

実際には自分は東急ハンズでロープ固定用の物を購入したのですが、同じ8mmであれば上手くいくはずなので、例えば以下のような製品が使えるはずです。

アプリなどから確認できる

センサーの開閉状態はSmart Lifeというアプリから確認できます。

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Smart Life というアプリ上で開閉状態を確認できる

「Openなら風呂を溜めてよくて、Closeならダメ」という逆の関係になっていてわかりにくいのだけが欠点ですが、IFTTTとも連携できるので「Openだったら"お風呂の栓は閉まってるよ"と通知」のようなAppletを組むことでわかりやすくなると思います。

ここでは省略しますが、自分は開閉時にIFTTTからGoogleスプレッドシートのセルに状態を書き込んで、Appleのショートカットアプリからその値を取得できるようにして「Hey Siri. 風呂の栓は開いてる?」で確認ができるようにしています。

まとめ

ドアセンサーを少し加工して浴槽とチェーンに取り付けることで「風呂の栓がしまっているか」を専用アプリから確認できるようになりました。

これにより、ちゃんと栓が閉まっているかを確認してからSwitchBotにふろ自動ボタンを押させる、ということができるようになりました。

あとは、同じぐらいの値段で風呂の栓を開閉してくれるデバイスが出てきてくれると嬉しいんですけどねぇ。

お手入れ不要な加湿器が欲しいなら「スチーム式加湿器」がオススメ

乾燥する季節になってきたので、加湿器を買いました。

象印 加湿器 ホワイト ZOJIRUSHI EE-RP35-WA

象印 加湿器 ホワイト ZOJIRUSHI EE-RP35-WA

とにかく手間を減らしたい

飼っている猫はずっと家にいるので、快適な空間で過ごしてほしい。
だけど、これまで買った加湿器(超音波式、気化式)はどれもメンテナンスが面倒で好きになれませんでした。
タンクへの注水、フィルターの掃除・交換、カルキ汚れの掃除が面倒なんですよね。

一方、この象印の加湿器は「電気ポットの上から蒸気が出てる」ような作りになっており、

  • 給水はフタを開けて上から水を注ぐだけ
  • フィルターは存在しない
  • カルキ汚れは、1〜2ヶ月に1回 クエン酸の粉を溶かしてボタンを押すだけ

…とメンテナンスが比較的ラクそうだったので選びました。

機能はもちろん満足

試しに、タンクいっぱいの水を入れて、運転モードを「自動」の「しっかり」にして動かしてみたところ、80分間で部屋の湿度は43%から59%まで上がりました。
その後は64%ぐらいまで上がっているのを確認できました。

しっかり動作してくれていますね。

まさに「お湯を沸かしているな」というレベルの音は出る

沸かしている最中は、やかんでお湯を沸騰させている時と同じように「コー」「ゴー」という音が出ます。 ただし一度温まるとそれ以降はたまに「フツフツ」「シュンシュン」という音しかしないので、寝ていても気にならないレベルです。 (実際、動かしたまま寝てます。枕元に置いていたら気になるかもしれませんが。)

電気ポット的な使い方もできるっちゃできる

正しい使い方ではないのですが、この加湿器は電気ポットとほぼ同じ作りなので、沸いたお湯をタンクから汲めます。
フタを開けてコップをとぷんと浸けて汲む必要があるので注意が必要ですが、地味に便利です。

どのサイズを買うか

サイズは3種類あり、それぞれ消費電力などが違います。
僕の部屋は6畳程度だったので、一番小さいEE-RP35-WAを選びました。
自分の部屋の広さや、連続して稼働させる時間に応じて選ぶと良いかと思われます。

これから本格的な冬になってどれぐらい活躍してくれるかが楽しみです。